これでいいのだ

ピンチをチャンスに履き違えたまま人生終わる予定

こうはなりたくないなと思った話

正義の反対は悪、じゃなくて、

正義=悪だよね、という話。

 

久々に会う知人と近況報告をしたときのこと。

 

30歳までに結婚して子供産む!

と決めていた彼女は、

29歳の春に幼なじみのような存在の友人に

「私と結婚しない?」

といきなり電話したそうだ。

「いいね」

と彼は即答したらしい。

そして本当に翌週結納し、

彼女の誕生日に入籍した。

しかも早々に子作りも済ませて、

彼女曰く「一発でデキた」らしい。

 

有言実行、すごいだろうと彼女は言った。

お前も早く産め、結婚して人生進めろ、と。

 

そういう語気の強い言葉は

昔からだったけれど、

それにはいつも愛情を感じたから、

そこまで気にしていなかった。

 

でも、久しぶりに話して、

こういう話題でも同じなんだ、

変わってないんだと思ったら、

結構ガッカリした自分がいた。

 

また別の友人は、結婚して子供産まれて、

すぐに離婚したらしい。

家庭が複雑で、いろいろと背負ってきた

彼女が選んだ相手だから、

きっと幸せに続くのだろうと思ったら

(二次会にも呼ばれた)

旦那のことは好きではなかったと言う。

 

子供がほしい、でも嫁には行けない自分を

認めてくれる人を選んだと。

しかも、複数人から言い寄られていて、

そのうちの嫌な方を選んだと。

なぜなら、自分の大変な人生に

巻き込むことになるから、

いい人だと申し訳なかったから、と。

 

 

結婚は、

夢物語ではないことくらい知ってる。

利害が一致した相手としてもいいと思う。

 そこに愛情が無くたって、

お互い承知の上であれば、

それでうまくいっている人だってきっといる。

 

でもそれに、無関係な私たちを

巻き込んだり、取り込もうとはしないでほしい。

まるで、「私のやり方が大正解」と言わんばかりに

強い熱い言葉で圧倒しないでほしい。

 

適齢期に結婚をするのが、正しい。

子どもをもつことが、正しい。

自分のやり方を貫くのが、正しい。

 

分かるけど、でもそれを押し付けないで。

それを100%だと言い切らないで。

私もあなたのこと、否定しないから。

 

共感できない生き方をする人も、

当然世の中にはいる。

その人を認めて近づくのも、

その人を恐れて遠ざけるのも自由。

だけど、その自由なやり方を強制しないで。

 

私は私の生き方をしよう。

私は私の大切な人だけを、

大切にできる範囲だけを、

勝手に大切にしていこう。

 

押し付けず、引き寄せず、

そっと寄り添うやり方で。