プラマイ
まー見損なったよね。
一回でやめようよ。がっつきすぎ。
でもこれまでのプラスがあるから
今回のマイナスはなかったことにするよ。
現に今、しっかり会いたいし。
服装ちゃんとおしゃれにしてあげよ。
髪型も整えてあげて。
私がもっともっといい男にしてやるぜ。
覚悟しとけ。
人生最高の日
どんどん君に恋する
もう止まんない もう止まんない
暗い歌が多い中、際立って『陽』なこの曲。
まさかこんなことになるなんて。
口下手で、自分の気持ちを言うのが
苦手な彼が一生懸命語る言葉は、
どれも無駄なく誠実だった。
好かれてから嫌われるのが怖くて
わざとイヤな面もさらけ出した私を
飾らない姿が素敵だと言ってくれる。
私の趣味を理解して尊重してくれる。
こんな魅力的な人はいないと言ってくれる。
どこまで私に触れていいのか分からなくて
めちゃくちゃ緊張しながら私をただ抱きしめてくれる。
大きい瞳と長いまつげで、まっすぐ見つめてくれる。
私はあなたを、絶対に傷つけたくない。
傷つけないよ。
大切にするから。
どうぞよろしくね。
好きな人がいること。
「好きな人がいること」を
なにも特別だと思っていなかったあのころ。
初恋は、小学校２年生のとき。
ドッヂボールが強くて、ムードメーカー。
みんなの人気者。
転校してしまうまで好きだったＲくん。
次は小学校６年生のとき。
勉強も運動もできて優等生。
でも偉ぶらなくて多趣味。
競い合うように授業中挙手し合ってたＳ。
両想いになったはいいけど、結局気まずくなって遊ばなくなっちゃったなー。
中学に入学して出会ったＫくん。
Ｓ同様なんでもできるモテ男。
結局どうにもならなかったけど、３年間ずっと仲良くしてくれた。
そして、Ｇ。
一瞬だったけど、不良っぽいのに優しくて、
背が高くて頭が悪い、どこかの国のハーフだった。
めちゃくちゃ好きだった。でもあっけなく裏切られて、ほんと一瞬で終わった恋だった。
その傷を癒してくれたのが、Ｈだった。
優しくて、穏やかで、口数は少ないけどいつも想ってくれた人。
真面目で努力家で、目立たないけど手を抜かずに何事も頑張る人。
大好きになったし、尊敬してた。
高校のときに何かの気の迷いで(今でもなぜ好きになったか謎だ…)Ｎに猛アタックしたけど、やっぱりあっさり裏切られた。
このとき、『私が猛烈に好きになる人はろくなやつがいない説』が浮上した(Ｇしかり)。
大学では全然好きな人いなかったけど、唯一バイト先の後輩を良いなって思って。
ひっさしぶりに告白なんぞしたりした。ダメだったけど。
７人。７人か。
これは多いのかな、少ないのかな。
とにかく私は、なかなか好きになりにくくて、
一度好きになるとなかなかふっきれない。
急激に好きになる人は危険なヤツだから避けたい(でもやっぱり好きだと思ってしまうけど)。
かと言って、穏やかに好きになるには時間がかかる。
それを待ってくれる人はどのくらいいるんだろう。
私は、自分が『好き』と感じる感覚を知っている。
おなかの中があったかくなるような、
なにか柔らかいものに締め付けられたような、
くらくらして宇宙に放り出されたような、
呼吸がしづらいほど何かが大きく膨らむような、
そんな幸せな感覚を。
この先の人生、この感覚を味わえるのだろうか。
この人と一緒にいられさえすれば何もいらない、なんて思うこと、あるんだろうか。
そんな人が現れたとして、果たしてその人と一緒に人生を歩めるのだろうか。
その人と人生を歩むことが、私にとっての幸せなのだろうか。
好きな人がいること。
それは今の私にとって、とても幸せな夢だ。
好きじゃない人と一緒にいてもいいんだろうか。
いつか好きだと感じるのか。
好きになれればいいのに。
『不変』は『普遍』ではありえない(つまり『退化』)
今日ふと気付いてしまった。
私は、現状維持でいいと思ってた。
もう少し痩せたいけど、
メイクやファッションは安い予算で頑張ってる。
見た目、悪くないと思う。
仕事もしてる。
毎日会社に行って、デスクに座って、客先に行って。
それなりにやってる。
彼氏はいないけど、
時々遊びに行く男友達や、
趣味を楽しめる男友達も。
友達は多い方。
みんなそれぞれの環境で頑張っているけど、
時々会って食べて飲んで笑って。
部屋の片づけは苦手だけど、
外面は繕えてるし。
家事も嫌いだけど、
必要最低限はやってる。
このまま生きていって、
結婚はしないけど、
友達や家族と楽しく暮らして、
自分が生きていく最低限のお金を稼いで、
死んでいく。
それで良いと思ってた。
でも違った。
これは、退化だ。
時間が流れれば
体力は落ちるし、物覚えも悪くなる。
それは人間でいる限り仕方のないことだ。
だから、それを受け入れながら、
その緩やかな下降線を凝視し続けながら、
インプットをして
別の、右肩上がりのグラフを描かなければ。
本を読もう。
まずは尊敬する友人に借りた歴史物。
苦手だけど、読めるようになりたい。
英語を勉強しよう。
英会話じゃなくて、文法と語彙力の向上を目指して。
ダイエットしながら、
部屋の片付けもしながら、
いつまでも自分の財産になることを
きちんとこつこつ貯めていかなきゃ。
今年の目標は
『ぼちぼち こつこつ 無理しない』
にしていた。
訂正しよう。
『こつこつ こつこつ しがみつく』
ちゃんと無理して、ちゃんと頑張る。
今の自分から、
どんどん減っていく『若さ』という財産が
すっからかんになっても、
きちんと誇れる自分でいられるように。
オリンピアンの背中
すごい。
すごい、としか言えない。
体操団体の金メダル。
内村航平が絶対王者として君臨し続けてくれたからこそ、他の選手もそれに負けじと足を引っ張らないようにと食らいついて行けたんじゃないかな。
うっちー自身も、そういう後輩を頼もしく思いながら、負けたくなくてかっこいい先輩でありたくて、頑張れたんだろうし。
卓球。
男女とも団体メダル。
もう…言葉がない。すごすぎるよ。絶対エース愛ちゃん、シングルでは悔しい思いをした分団体ではスパークしてたかすみちゃん、そしてこれからが楽しみなみまちゃん。
水谷君も、彼のおかげで男子卓球がここまで日本で応援される存在になったし。銀メダルなんてすごすぎる。
レスリングの金、金、金。
さおりん、頑張ってほしい。
月並みだけど、全力を出し切れますように。
今の自分にできることってなにかな。
写真が撮れる。
それを使って動画の編集ができる。
文章を書くことが好き。
苦にならないし、たぶんわりと得意。
手先が器用。
筆ペンの扱いがうまい。
誰とでも親しげに話せる。
人見知りしない。
あとは…なにかなぁ。
自分の武器を知って
現在地を知って
目的地を決めて
歩き方を決めて
私も、かっこよく、歩き出したい。
